四国の糞虫

シコクダルマグソコガネ 
Mozartius testaceus shikokuensis

10月から4月にかけて、四国山脈沿いから得られています(2005.4:高知県某所)。
ネズミの穴に犬糞が仕掛けられた僅かに残る雑木林(2005.11.05:徳島県某所) 犬糞設置後おおよそ、2週間。ただ1個の犬糞にのみダルマ参上。次回のために実績のある穴には目印をつけておきます(同左)
小春日和の一日、ダルママグソのトラップの点検に、これまでに仕掛けられた徳島県と高知県の7箇所を巡回しました。1番ポイントで幸運にも1頭確認することが出来ました。その個体の画像が下図のものです。生息予想はされたものの処女地であるため感動ものです。今後のトラップ設置に気合が入ります。

気を良くして残りの点検に力が入ります。しかしながら、喜びもつかの間、残りの6箇所は無残にも打ちひしがれました。昨年の実績があり、つい1週間前にも生息確認できた場所でさえ、確認は出来ませんでした。

やはり、ウエノと違いシコクダルマの個体数は非常に少ないようです。それとも、生態の違いがあるからでしょうか。

ウエノの生息地と基本的に異なるのは、本来ネズミの生息するであろう場所はほとんど杉が植林されているということです。雑木林が残っていると思えば、岩盤むき出しで僅かな土壌に雑木林を形成している状態でネズミの生息が確認できません。本来の生息地はコンクリートブロックで補強されています。林業地であるから仕方ないです。
犬糞を体にまとい白くコーティングされています(2005.11.05:徳島県某所)。 同左
穏やかな日差しの中で、ネズミ穴に仕掛けれられた犬糞トラップからやっと顔を見せてくれました。糞虫好きのT先生、Nさん、Mさんと私の4名が仲良く公平に実績を挙げることが出来ました。これも道中の神社への神頼みが効いたのか判りません。(画像は2005.11.23 高知県某所のもの。徳島県某所3箇所でも実績が得られました。







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